2023-01-01から1年間の記事一覧
【人生を開く東洋思想からの伝言】 第118回 『風を観(み)る』(易経)易経の、「風の地上を行くは観(かん)なり。」という言葉からの引用になります。観とは、風が地上をあまねく吹き渡ること。風地観の卦(か)は、時の変化、方向を知り、兆しを察する洞…
【人生を開く東洋思想からの伝言】 第117回『死ぬときに幸福な人』(小澤竹俊)今回は、東洋の言葉というよりは、「死」というものに向き合う意味で数年前にベストセラーになった本からの言葉をご紹介させていただきます。緩和ケアの現場で、3000人以上の患…
【人生を開く東洋思想からの伝言】 第116回『絶対積極(ぜったいせきぎょく)』(中村天風)最近では、大谷翔平選手をはじめ数多くのリーダーに影響を与えてきた哲人中村天風先生の言葉は、まさに言葉を越えたエネルギーの塊でもあります。特に、現代人に生…
【人生を開く東洋思想からの伝言】 第115回『至人(しじん)は、すなわち世に遊びて僻(へき)せず、人に順(したが)いて己を失わず』(荘子)「至人(しじん)」とは、「道」を体得した人物であり、道とともに生きている達人のようなことを老荘思想におい…
【人生を開く東洋思想からの伝言】 第114回『霜を履(ふ)みて、堅氷(けんぴょう)至る。』(易経)これは、昔から悪習に親しむことの怖さを教えている格言にもなります。ちょうど、晩秋の早朝など庭先に出ると薄っすらと霜が降りている時もあります。今は…
【人生を開く東洋思想からの伝言】 第113回『天下皆美の美たるを知る、これ悪のみ。皆善の善たるを知る、これ不善のみ』(老子)我々は、日常生活で善悪や、美醜、高低などあらゆることで比較して物事の本質を見失いがちになります。すべては、相対的で比較…
【人生を開く東洋思想からの伝言】第112回『蟹穴主義(かにあなしゅぎ)』(渋沢栄一・論語)渋沢栄一氏は、江戸時代の末期に生まれ、明治時代に近代国家を建設するうえで活躍し、「日本の資本主義の父」と呼ばれており、大きな働きをされました。生涯におい…
【人生を開く東洋思想からの伝言】 第111回『神人供食(しんじんきょうしょく)』(神道)お祭り(神事)の後には、直会(なおらい)という行事があり、神職及び参列者が神様にお供えをしたお神酒を戴きます。これも神事の一部となります。直会は神様にお供…
【人生を開く東洋思想からの伝言】 第110回『知る者は言わず、言うものは知らず』(老子)老子は、宇宙の根源である「道」の在り方を、自らの在り方、そして拠り所とすることを伝えた思想家であります。ここでいう、「知る者」とはそのような根源的な在り方…
【人生を開く東洋思想からの伝言】第109回 『運を大きく育てていく人』 強運とは運が強いと書き、習慣や考え方、努力、研鑽(けんさん)で身につけていくものだと言われています。強運とは自分で引き寄せるものなのでしょうか?強運になるにはどうすればよい…
【人生をひらく東洋思想からの伝言】 第108回 ろうぶつじゅ やまだほうこく『老仏儒』(山田方谷)「善悪ともに忘る、老の高き所以なり。善悪とも容る、仏の大なる所以なり。善を善とし悪を悪とす、儒の正しき所以なり。」老子の教えが高いと言われるのは、…
【人生をひらく東洋思想からの伝言】第107回「一日一生」(酒井雄哉)天台宗の大僧正でありました酒井雄哉(さかいゆうさい)さんの本からの言葉であります。40歳で得度され、約7年かけて約4万キロを歩くなど荒行「千日回峰行」を2度満行されました。2013年…
【人生をひらく東洋思想からの伝言】第106回 「積小為大(せきしょういだい)」(二宮尊徳) 「大事をなさんと欲せば、小さなる事を、怠らず勤(つと)むべし。 小積もりて大となればなり。凡(およ)そ小人の常、大なる事を欲して、小なる事を怠り、出来難…
【人生をひらく東洋思想からの伝言】第105回 「徳を含むことの厚きものは、赤子に比す」(老子)(とくをふくむことのあつきものは、せきしにひす) 私が東洋思想の中でも、老荘思想に対して特に惹かれてしまうのは、本質を見事に表現しているからだと思いま…
【人生をひらく東洋思想からの伝言】第104回 「四時の序、功を成す者は去る」(十八史略)(しじのじょ、こうをなすものはさる)季節は常に移り変わるものです。四時の序とは、春夏秋冬の順序の事を指しています。春は春で、しっかり春にしかできない役割を…
【人生をひらく東洋思想からの伝言】 第103回「春風を以て人に接し、秋霜を以て自ら粛む」(言志四録、佐藤一斎) (しゃんぷうをもってひとにせっし、しゅうそうをもってみずからつつしむ) これは、江戸時代後期の儒学者、佐藤一斎がまとめた語録からの言葉…
【人生をひらく東洋思想からの伝言】 第102回「事業とは」(易経)これは、易経の中からの言葉になります。「化して、これを裁する。これを変と謂(い)い、推してこれを行う、これを通と謂い、挙げてこれを天下の民に錯(お)く、これを事業と謂う。」事業…
【人生をひらく東洋思想からの伝言】第101回 「逆耳払心(ぎゃくじふっしん)」(菜根譚)これは、菜根譚(さいこんたん)の中からの言葉になります。「耳中(じちゅう)、常に耳に逆らうの言を聞き、心中、常に心に払(もと)るの事ありて、わずかにこれ徳…
【人生をひらく東洋思想からの伝言】 第100回「天遊庵」おかげさまで、今回のブログで100回目になります。このブログを書き始めて、約2年になりますが、多くの方々に励まされ、自分自身が一番知りたいと思うことを、書き連ねているだけで、どこまで皆様…
【人生をひらく東洋思想からの伝言】 第99回 「和を以て貴しとなす(十七条憲法 第一条)」(聖徳太子)「一曰、以和為貴 無忤為宗 人皆有黨 亦少達者 是以 或不順君父乍違于隣里 然上和下睦 諧於論事 則事理自通 何事不成」(原文) 「和をもって貴(とうと…
【人生をひらく東洋思想からの伝言】 第98回 「見素抱朴 少私寡欲(けんそほうぼく、しょうしかよく)」(老子) 老子の名言のひとつになります。人より良く見せたいと 余計な見栄を張り、外聞など外の評価を気にするあまりに 無理をすることは何の意味もな…
【人生をひらく東洋思想からの伝言】第97回 「沢庵(たくあん)禅師の遺偈(ゆいげ)「夢」 」(沢庵禅師)沢庵禅師(1573年~1646年)といえば、江戸時代に活躍した曹洞宗の僧侶で、漬け物のたくあんの考案者という説もある方で、とても有名な僧侶です。元…
【人生をひらく東洋思想からの伝言】 第96回 「怨みに報ゆるに徳を以てす」(老子)老子は、宇宙の根源である「道」とともに生きている人、つまり「道」のあり様を自己のあり様として生きている人を一番重んじています。だからこそ、つい見栄を張ったり、よ…
【人生をひらく東洋思想からの伝言】第95回 「自彊不息(じきょうやまず)」(易経)「天行は健なり。君子もって自彊して息まず。(乾為天)」(てんこうはけんなり。くんしもってじきょうしてやまず。)という易経の有名な一節からになります。天の働きは、…
【人生をひらく東洋思想からの伝言】 第94回 「身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置かまし大和魂」(吉田松陰)(私の身がたとえ武蔵の地で朽ちてしまったとしても、大和魂だけはこの世に留めておきたい。)吉田松陰先生は、天保元年(1830年)8月…
【人生をひらく東洋思想からの伝言】 第93回「往く者は追わず、来たる者は拒まず」(孟子) 通常は、「去る者は追わず、来るもは拒まず」という表現でよく使われている言葉である。「去っていく者は特別後を追わない、来るものはどんな相手でも拒まずに受け…
【人生をひらく東洋思想からの伝言】 第92回 「夏越の大祓い」(神道)夏越の大祓(なごしのおおはらえ)とは、1年の半分にあたる6月30日に、半年の間に身に溜まった穢れ(けがれ・気枯れ)を落とし、残り半年の無病息災を祈願する神事でもあります。(…
【人生をひらく東洋思想からの伝言】第91回「啓蒙(けいもう)という言葉の由来」(易経)易経は、占いの書物として見られることが多いですが、古代中国の君主がこぞって学んだ帝王学の書でもあります。その背景や理由としては、「君子占わず」という言葉か…
【人生をひらく東洋思想からの伝言】第90回「人生を百年、その段階を四つに分けると」インドでは、人生を百年、その段階を、二十五年ごとに四期に分けています。1 学生期(がくしょうき)・・・学習し、修業(行)をする時期。2 家住期(かじゅうき)・・・…
6月29日(木)に勉強会を予定しておりますので、 もしご興味のある方は、ご参加をお持ちしています。 参加費3000円 お支払いは当日現金にて※別途懇親会あり お申込みはこちらから