良寛和尚は江戸時代後期、
歌人、漢詩人、
質素な暮らしと清貧の思想を貫きながらも、
大らかで慈愛に満ちた人柄で多くの人々に愛されました。
そんな良寛さんが、人としての理想的な生き方を表現したものが『
私も深く愛する言葉で、
味わいながら身体に覚えさせてきました。
超然として天に任せ(俗世間から離れ、天の意に身を委ねる)
悠然として道を楽しむ(落ち着いてゆったりと、 自然体で人生を歩む)
厳然として自らを慎み(威厳を保ち、凛として気高く身を律する)
靄然(あいぜん)として人に接し(和やかな気持ちで、温かく人と向き合う)
毅然として節を持し(意志を強く持ち、信念に揺るがない)
泰然として難に処す(困難にも動じない、不動の心を保つ)
この六つの在り方を見つめていると、
同時に優しい母のような慈愛を併せ持つ、
奥が深く、味わい深いこの教えに少しでも近づけるよう、
これからも魂を磨いていきたいと思います。
参考文献:『良寛 軽やかな生き方』(境野勝悟著、三笠書房)

北口本宮富士浅間神社