お不動さまは、今から約1200年前、唐へ留学していた弘法大師空海が帰国する際、
航海の安全を祈って遣唐使船にお迎えし、
日本に初めてお連れしたと言われる仏さまです。
お不動さまの役割は、「宇宙の道理」でもある仏さまの教えを人々に伝え、
道理に基づいた生活へと導くことです。
そのため、一見すると怖い形相をされていますが、
それは私たちを思う強い慈悲の心の表れなのです。
右手に持つ鋭い剣は、「仏さまの知恵」を表しています。
この剣で、私たちが抱える煩悩や悪い人間関係を断ち切ってくださいます。
左手に持つ縄は、私たちの心に生じた邪念や、
苦しめる悪を縛り上げようとしてくださっているのです。
背中に背負う真っ赤な炎は、いつ訪れるかもしれない災難や
悪しき考えを焼き払う火炎です。
このように、お不動さまは本当に徳が高く、
ひたすら私たちを救いたいという願いを持った、強く優しい仏さまなのです。
私は酉年生まれということもあり、お不動さまとはご縁が深いようです。
毎月21日は、全国の真言宗系や天台宗系のお寺で護摩が焚かれ、
祈願が行われています。私もご縁のあるお寺に、
行ける時にはお参りさせていただいています。
お不動さまへの感謝の気持ちで、心が満たされる思いです。
参考文献:『あなたを守る 開運十三仏』(大栗道榮・日本文芸社)

成田山新勝寺 不動明王