人生をひらく東洋思想からの伝言

東洋思想の言葉やその精神を通じて、ともに学びながら人生や経営をひらいていけたら嬉しいです。

第216回『道理に伴って事をなすものは必ず栄える』(渋沢栄一)

本日、11月11日は渋沢栄一さんのご命日です。

母方の先祖のお墓が東京の谷中霊園にあり、

同じ霊園に渋沢栄一さんのお墓があることを知ってから、

勝手ながらご縁を感じています。ここ数年は、先祖のお墓参りも兼ねて、

毎年この日に伺うようにしています。

過去記事*第164回『渋沢栄一さんのご命日』

静かな対話の時間

渋沢栄一さんのお墓の前で、静かに感謝と祈りを捧げました。

その時間は、心の中で対話をする時間でもあります。

まだまだ微力ながら、これから日本社会、そして世界に対して、

ひとりの人間として何ができるのか。そんな自問自答を繰り返しています。

『論語と算盤』の教え

『論語と算盤』の「成敗と運命」の章には、こんな言葉があります。

「現代の人の多くは、ただ成功とか失敗とかということのみを眼中において、

それよりももっと大切な天地間の道理をみていない。

かれらは実質を生命とすることができないので、

糟粕(そうはく)に等しい金銭財宝を主としているのである。

人はただ人たるの務を完(まっと)うすることを心掛け、

自己の責務を果たしあい、もって安ずることに心掛けねばならぬ。」


まったく、耳の痛い言葉です...(苦笑)

成功や失敗、目先の利益ばかりに目を奪われず、

人として大切な道理を見つめながら、

自分の責務を果たすことに心を注ごうと思いました。

そんな当たり前のようで難しいことを、改めて問いかけられているような気がします。

学び続ける姿勢

これからも、道理とは何か、人として何をすべきか、

その学びと探究を、生涯続けていきたいと思います。


参考文献
『論語と算盤』(渋沢栄一・国書刊行会)

 


渋沢栄一さんのお墓(谷中霊園)