私たち人間には、陰と陽のように必ず両面が存在します。
光と影のように、人間の心にも誠の面と邪の面の両方があります。
どんなに立派な人であっても、このような側面を持っているため、
注意深く気を付けていないと、必ず邪の側面に引っ張られてしまうのが人間という存在です。
自分の中にある邪を防ぐ
易経で言う「邪を閑ぐ」とは、外からの邪という側面も考えられますが、
最も気を付けなければならないのは、自分の中にある邪を防ぐことです。
人間は誰しも弱く、邪心に負けて罪を犯してしまう可能性は誰にでもあります。
他人事ではない誘惑
例えば、現代社会ではハニートラップやマネートラップといったものが連想されます。
誰も見ていないからと、つい邪に負けてしまい、証拠を取られ、
その代わりに相手の言いなりになってしまう官僚や政治家が後を絶ちません。
これは決して他人事ではありません。
普段からの訓練と自覚
だからこそ、普段から自分の弱さを自覚し、
邪が芽生えないように訓練や修練を積むことが、どんな人にも必要なのかもしれません。
企業の経営者や国の政治家などの不祥事が絶えないのは今に始まったことではなく、
どの時代も同じなのでしょう。まずは、すべて自分事だと捉え、
気を付けていきたいと思います。
参考文献:『易経一日一言』(致知出版社)

茅ヶ崎 鶴嶺八幡宮