普段何気なく使っていることわざには、意外と深い出典があることが多いです。
今回は、そんな発見をご紹介したいと思います。
今回は「千里の道も一歩から」という言葉です。
日本人なら誰もが聞いたことがあるのではないでしょうか。
大きなことを成し遂げるにも、まずは小さな一歩から始めることが大切だと、
親からもよく言われたように思います。
老子の言葉
この言葉の出典を調べると、実は老子から来ていました。
老子の守微第六十四という章に、次のような言葉があります。
「千里の行(こう)も、足下(そくか)より始まる。」
意味は、どんなに長い旅も、まず足元の一歩から始まるということです。
どんな大きな仕事も、最初の一歩は小さな一歩から始まるということで
本当に大切な事とは
そして老子は、このあとに大切なことを続けています。
「為す者は之を敗(やぶ)り、執(と)る者は之を失ふ。聖人は無為なり。」
これは、自分の都合や計算ばかりで動くと失敗する、という意味です。
一方で、自然の流れに沿って、無理なく調和を大切に進める人は、
結果的にうまくいく。そんな生き方ができるようになりたいですね。
私も、少しずつそのような意識に近づけるよう、
これからも学び続けていきたいと思います。
参考文献:『新釈漢文大系 老子荘子上』(明治書院)

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