人生をひらく東洋思想からの伝言

東洋思想の言葉やその精神を通じて、ともに学びながら人生や経営をひらいていけたら嬉しいです。

第235回『天理とは?』(二宮尊徳)

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

春の陽気とともに、心もふっと柔らかくなってくる季節ですね。



毎朝の「心の師との対話」

私は毎朝、心の師と仰ぐ方々の言葉と静かに向き合う時間を持つようにしています。

そのお一人が、二宮尊徳(にのみやそんとく)さんです。

江戸時代の農政家・思家として知られ、

現代の経営者たちにも今なお多大な影響を与え続けている人物です。


二宮尊徳の言葉

「奪うに益なく、譲るに益あり

 譲るに益あり、奪うに益なし」

シンプルでありながら、深く心に刺さる言葉です。

自分の利益だけを追い求めるのではなく、他者へ真心を尽くすこと——

それこそが人としての道であると、尊徳さんは説いています。


これが「天理」

まさに、これが天理なのだと思います。

宇宙や自然の摂理と同じように、「与える」ことで巡り巡って豊かさが生まれる。

「奪う」ことでは、真の益は生まれない。

頭で理解するのは難しくありません。でも、本当に腑に落ちるまでには、

実際の体験を通じた気づきと学びの積み重ね
が必要です。

私たちは、体験を通じてしか、本質には近づけないのかもしれません。


このシンプルで深い教えを、言葉だけでなく身体で、肚(はら)で覚える——

そんな歩みを、これからも丁寧に続けていきたいと思っています。

 

参考文献:『二宮尊徳一日一言』致知出版社




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