皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
このブログでは折に触れて、日本の歴史的偉人をご紹介しています。
今回は山田方谷(やまだほうこく)——皆さんはご存知でしょうか?
これまでも何度か取り上げてきましたが、まさに知る人ぞ知る、
時代を超えて学ぶべき人物です。
山田方谷とは
山田方谷(やまだほうこく)は、幕末・明治初期を生きた陽明学者・教育者です。
備中松山藩(現在の岡山県高梁市)において卓越した藩政改革を成し遂げたことでも
広く知られています。
儒学者・佐藤一斎のもとで学んだ方谷の教えは、越後長岡藩の河井継之助をはじめ、
全国にその教えを請うものは多かったようです。
方谷の言葉
『天に順(したご)ふて人道に尽す。 その道は大公(たいこう)のみ。至誠のみ。』
この言葉は、方谷の門人であった三島中洲への書簡に記されたものとされています。
三島中洲は備中松山藩士出身で、のちに東京大学教授を歴任し、
二松学舎(現・二松学舎大学)を設立した人物でもあります。
言葉の意味
この言葉には、
「天の理に従い、私心を捨てて公に尽くすこと、
そして誠をもって生きることこそが、人としての道である」
という深い意味が込められています。
心に響いたこと
「天に順ふて」という言葉の奥に、純粋な人間としてのあるべき姿が
静かに宿っているように感じます。
このような言葉に触れるたびに、心や魂が洗われる気がします。
忙しい日々の中でつい忘れがちな「誠」という在り方を、
この言葉はそっと思い出させてくれます。
自分の日々の言動を振り返りながら、誠を尽くして生きるとはどういうことか、
これからも問い続けていきたいと思います。
参考文献:『山田方谷のことば』 登龍館

高梁市郷土資料館前にある山田方谷像(出典:写真AC)