人生をひらく東洋思想からの伝言

東洋思想の言葉やその精神を通じて、ともに学びながら人生や経営をひらいていけたら嬉しいです。

第195回 『凡事徹底』(二宮尊徳)

二宮尊徳の教えに

「知れたる事を知って行ふは聖人なり。知らざることを知れといふは小人なり」

という言葉があります。

自分が理解していることを着実に実行し続ける人こそが

「聖人」と呼ばれるのでしょう。


反対に、まだ身についていないことを知識として語ってしまうのが

「小人」ということなのですね。

凡事徹底とは、まさにこの教えの実践です。

日常の些細なことでも、それを非凡なレベルまで極めて継続する。

そこに真の成長があり、人格の向上があります。

私たちは時として、新しい知識や技術を求めがちです。

しかし、今できることを丁寧に、心を込めて続けることこそが

本当に大切なのだと感じています。



私自身、社会に貢献したい、公共の役に立ちたいという気持ちを抱いています。

そんな時、まずは自分の足元から始めることが大切だと感じます。

できることを地道に、謙虚に続けていく。そうした積み重ねが、

やがて大きな力となって社会を支えていくのではないかと思うのです。

凡事徹底の精神を胸に、私自身も日々の歩みを大切にしていきたいと思います。

 

参考文献:『二宮尊徳一日一言』(致知出版社)




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